アルミナ質電鋳煉瓦
マースナイト(MB)シリーズ

  • 耐汚染性
  • 高耐食性

マースナイト(MB)は、高純度のアルミナ原料を2,000℃以上の高温で溶融し、所定の形状に鋳造して製造されるアルミナ質電鋳耐火物です。

アルミナ質電鋳煉瓦<br>マースナイト(MB)シリーズ

特長

01. 優れた耐汚染性

厳選したアルミナ原料と徹底した品質管理により、溶融ガラス中で砂利や泡などのガラス欠点が発生しにくい特性を実現しています。また、ガラス溶解炉内のアルカリ蒸気にも高い耐性を有しているため、溶解槽の上部構造や低温域のガラス接触部などで多く使用されています。

02. 高い耐食性

厳選したアルミナ原料と最適な生産条件によって、非常に緻密なアルミナ質電鋳煉瓦を実現しています。特に低温域の溶融ガラスに対して優れた耐食性を発揮し、ガラス接触部での使用に適しています。

マースナイト(MB)シリーズ 製品ラインナップ

MB-G (αβ-Alumina)

MB-Gは約50%のαアルミナおよび50%のβアルミナで構成され、1,300℃以下において、AZS系電鋳煉瓦と同等の耐食性を示し、ガラスに対する汚染性も低い材料であるため、作業槽やフォアハースチャンネルブロックなどに適する材質です。

MB-C (αβ-Alumina)

MB-Cは70%のαアルミナと30%のβアルミナで構成され、高温域での安定性に優れる、溶解槽の迫や上部構造に適した材質です。

MB-U (β-Alumina)

MB-Uはほぼβアルミナのみで構成され、大きな結晶粒で構成される特徴的な組織を有します。アルカリ蒸気に対する高い耐食性と高い耐スポール性を示し、熱衝撃を受けるような上部構造に適した材質です。

化学成分データ表

  MB-G MB-C MB-U
Al2O3 95% 96.5% 93%
SiO2 0.8% 0.8% 0.2%
Na2O 3.5% 2.0% 6.5%

ここに記載した品質データは参考値であり、保証値ではございません。ご注文の際の品質保証につきましては別途お打ち合わせの上決めさせていただきます。尚、記載した品質データは予告なく変更することがあります。

鋳込み方法による製造符号

符号 名称 鋳込み方法
RC

Regular Cast
(通常鋳込み)

通常の鋳込み法。鋳込み口(湯口)下部に鋳込み巣が存在する製品。

VF

Void Free
(ボイドフリー)

鋳造冷却固化後、鋳込み巣部分を切除した鋳込み巣のない製品。

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