AGCセラミックスでは長年にわたって培ってきた高温材料分野の技術を基に、様々なファインセラミックスを開発してきました。環境・エネルギー、電子など多岐にわたる分野で使用できる、耐熱性・耐食性・耐摩耗性に優れた各種ファインセラミックス材料をご紹介します。
セラロイ-C（炭化珪素）
独自の材料開発で靱性を高めた常圧焼結の緻密質炭化珪素及び再結晶炭化珪素です。高強度、高硬度、高剛性、高熱伝導性、低熱膨張性、耐酸性、耐薬品性など様々な特長を有しています。
セラロイ-N（窒化珪素）
窒化珪素は強度と耐食性に優れ、破壊靭性が高い信頼性ある電気絶縁性の材料です。アルミ用熱電対保護管・ストーク管、原子力関連などの溶湯非鉄金属関連の部材を提供しています。
UD-II（MoB-Ni）
モリブデンのホウ素化合物と金属ニッケルを複合化させた材料（サーメット）で、金属とセラミックスとの中間領域をカバーする材料です。室温から800℃を超える高温領域まで優れた特性を発揮します。
セラボレックスCR （常圧焼結ホウ化ジルコニウム）
AGCセラミックス独自の電融合成技術より生まれた3,060℃という高融点の材料です。純鉄並みの導電性を有し、溶銑溶鋼・スラグに対して優れた耐食性を示します。
ローテック-M（コージェライト）
AGCセラミックス独自の電融合成技術より新たに生まれたβコージェライトです。低熱膨張の特徴を活かして、熱処理用治具や電子関連の部材、電子部品の熱膨張調整フィラーとして提供しています。
ローテック-T（チタン酸アルミニウム）
熱衝撃に強く、アルミや亜鉛などの溶融金属と反応せず、濡れないという性質を活かし、工業用耐熱材料として利用されています。また、機械加工性が良いマシナブルセラミックスも提供しています。