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サーモテクトウォール

サーモテクトウォール

サーモテクトウォール

超断熱セラミックス炉壁「サーモテクトウォール」が一般社団法人省エネルギーセンター主催(後援・経済産業省)の平成27年度 省エネ大賞・資源エネルギー庁長官賞(ビジネスモデル分野)を受賞しました。 また、リフラクトリーセラミックスファイバー(以下 RCFと記載)※1を一切含まないため、築炉・解体作業時の作業者の衛生環境の向上にもつながるうえ、従来RCFが適用できなかった物理的・化学的損傷域にも使用できるメリットがあります。今回の受賞では、サーモテクトウォールを各種工業炉の使用条件に応じて最適設計する省エネソリューションのビジネスモデルが認められました。
※1 健康安全上の理由から平成27年11月に特化則管理第二類物質に指定

  • 平成27年度省エネ大賞
  • 平成27年度省エネ大賞の様子

製品の特徴

ThermotectWall 画像1

超断熱セラミックス炉壁「サーモテクトウォール」は、高断熱不定形耐火物「サーモテクト」の多層化構造により構成され、最高使用温度1700℃までの高温域で使用できる高断熱性と高耐熱性を併せ持った炉壁です。 これらは自社開発した特殊原料の活用により、実現しました。

ThermotectWall 画像2

※1 RCFは、厚労省通達により、特化則管理第二類物質に指定されました。サーモテクトウォールは、RCFを一切含みません。

ThermotectWall 画像3

※2 サーモテクト製品は、不定形耐火物製品およびボード状製品(超断熱グレード)からなります。

省エネルギー性(各分野工業炉の試算)

省エネルギー性(各分野工業炉の試算)

供試体表面温度

  • <注1>単位面積当り放散熱量は、定常熱伝導の伝熱計算により算出しました。
  • <注2>年間稼働時間は、補修期間を考慮して一律23h/日×365日=8,395h/年としました。
  • <注3>鉄鋼加熱炉(スキッドパイプ)の放散熱量削減量は、冷却水温度より算出しました。
  • <注4>上記は代表的なブラントで試算しました。
「サーモテクトウォール」の実施例

「サーモテクトウォール」の実施例

「サーモテクトウォール」の実施例

受賞について

星野政務官に省エネ効果を説明 このたびはサーモテクトウォールのビジネスモデルが省エネ大賞という栄えある賞をいただき、優れた省エネ性能が高く評価されたことに社員一同喜びに沸いています。
サーモテクトウォールのビジネスモデルは、高断熱性と高耐熱性を兼ね備えた不定形耐火物「サーモテクト」を使用し、お客様の設備への省エネ提案を行い実現するものであり、鉄鋼、セメント、ガラス、環境など多くの分野での実績があります。
サーモテクトウォールは当社のエキスパートが装置の形状や操業条件などに合わせて炉壁設計を行い、適切な施工をして炉壁を構築します。こうした、いわば省エネ炉壁のオーダーメイドによって、お客様に最適な炉壁を提供できることが、サーモテクトウォールを最適設計するビジネスモデルの強みです。

ENEX2016でサーモテクトウォールの展示に来場された星野経済産業大臣政務官から「今後も省エネの取り組みを率先して行い省エネを通じて日本経済を先導することを期待しています。また、COP21のパリ協定の結果、日本の省エネ削減目標26%が決まり、本日の受賞技術がこれらの達成の中核になると確信しています」とのお言葉をいただきました。 当社としてもサーモテクトウォールをはじめとした、不定形耐火物の事業を通して日本の省エネ削減目標にも貢献していく所存です。

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